2016.12.16ベンチャー企業から学んだ3つのこと~株式会社キーストーンテクノロジー~

TRUNK もくもく会
こんにちは!大学2年のモリチョです。今回は私が受講している、横浜国立大学経営学部の授業「ベンチャーから学ぶマネジメント」で講演された、株式会社キーストーンテクノロジーのCEO岡崎聖一さんのお話から学んだことを紹介したいと思います!

株式会社キーストーンテクノロジー


地球の環境容量は限られている!


みなさんはご存知でしょうか。現在の世界人口70億人がある程度満足できる生活水準を達成するには必要な環境容量が「地球2.5個分」であることを。日本の農業を見ても、農業所得の激減、農業従事者の減少・高齢化などが生じています。そして、世界人口の過半数は都市で生活しており、多くの人に届けられるのは地方で収穫してから数日経って栄養が減った野菜であり、それは日本も同様です。そんな中、食料の安定生産の実現に向けたイノベーションを目指して都市中心部で高付加価値な野菜の生産を進めているのがキーストーンテクノロジーです!

未来型都市農園を提案


植物の光合成に最適な波長のLEDを独自開発し、ドライヤーが1200w/hであるのに対し、370w/hと環境負荷の小さい農業生産を可能にした栽培システムを開発されています。その栽培システムを、お店で作ったものを提供したい飲食店や、空きスペースを有効活用したいと考える人に提案し、LED菜園を日本各地で導入しています。関心のある方は横浜馬車道にあるオフィスでLED農園見学もできます!
栽培システム
ご自身もオフィスで独自開発したLEDを使って、スーパーで買うよりも新鮮で栄養価も高い「ハイカラ野菜」を生産されており、馬車道近くの地野菜市で毎週火・金に販売しています。みなとみらいに遊びに来たときにはぜひ。ただし、売り切れしだい終了なのでご注意を!
会社ロゴ
詳しくは会社HPを要チェック!→http://www.keystone-tech.co.jp/

CEO岡崎さんから学んだ3つのこと


事業の革新に必要なのはMOT!


MOTとはManagement Of Technology、広範な学際領域の智と経験の活用のことだそうです。岡崎さんはもともと高周波測定器の回路設計技術者を経て受託開発事業を行っており、植物工場事業には携わっていませんでした。
なぜ植物工場を興したのか
受託開発事業を行っていた岡崎さんでしたが、2000年に北米に端を発したITバブル崩壊を受けて、受託事業からの転換を試みたのだそう。21世紀に日本が外貨を稼げるような産業は伝統的な製造業から「グリーンビジネス」・「環境関連産業」へ移行すると考え、環境事業への進出を目指すも特許技術に阻まれていました。そんなとき、、
ある論文との出会い
それは「“赤色LED”で植物の光合成が確認された」という論文でした。早速論文の内容をヒントに試作機を作り、買ってきた種、苗にLEDを照射した岡崎さん。その結果は、、、発芽しないし、苗は枯れた!そのことから植物の研究が必要不可欠という結論を得て、岡崎さんは大学院で植物生理学、分子生物学、遺伝子工学などを学ぶことに。
そうして植物がどのように光を使いこなすのかを知り、再び実験。数種類の野菜、果実が収穫できた!さらにそこからLEDの性能を満足のいくものになるまで試行錯誤し、独自開発に成功しました。ちなみに岡崎さんは現在もまた大学院にて工学学位取得に向け、研究継続中だそうです!
man-notebook-notes-macbook

「良いものを作れば売れる」は安易!


ここまでで植物工場事業に興味を持った人も多いのではないでしょうか!しかし、ただ作って棚に並べても売れないのだそう。例えばレタスなどは大規模な事業者間では顧客争奪が見られます。そこでほかの露地栽培や一般的な施設園芸野菜と同じ売り場に並べても薄利多売の価格競争にさらされるだけ!植物工場は市場創出型事業なのです。つまり機能性野菜が消費者の「何」を解決するのかを知った上での販売戦略が必要なのです。そこで岡崎さんが指摘したのは、「消費者の購買決定プロセスを意識した広告やメディアミックスのPR活動を通じて高付加価値野菜の効用を伝える努力が必要」ということです。

海外を視野に入れるべき!


最後に岡崎さんは海外展開を勧められました。なぜ海外なのかというと、
日本国内を見ると、、
日本は労働生産人口が減少、GDPのうち約6割は内需、国内では産業は頭打ちで縮小の動きがあり、格差が拡大している状態です。そこで、
食料生産で世界へ
世界中で地球温暖化の影響により食料生産が問題である中、現時点で日本は人工光型植物工場でトップランナーなのです!そして、植物工場は多くの技術が必要な産業であるためキャッチアップされにくいのだそう。さらに岡崎さんは注目すべき市場としてアジアを挙げました。
世界の成長センターであるアジア
日本が戦争、戦後復興、高度成長期、バブルを経験した昭和の時代が今のアジアに見られるのだそう。私は生まれてない頃なので想像が及ばないのですが、だからこそ観に行って感じるべきなのだと考えさせられました。
pexels-photo-42503

まとめ~3つの学んだこと~


岡崎さんのお話から私はビジネスとは何か、事業を展開する上で意識すべきことは何かをつかめたと感じています。
1.事業の革新に必要なのはMOT!
2.「良いものを作れば売れる」は安易!
3.海外を視野に入れるべき!
事業を行う上でこれら3つを行動にまで落とし込めると良いですね!

あと、岡崎さんがオススメされたのが「魔法の4分間ルール」
締め切りがせまっているけど、全くやる気が起きない、、、そんなことはありませんか?そんなときは4分間だけでいいからやろうと自分を説得してみてください!そうして始めて4分後、そのときには集中力が高まり始め、放り出すのは損する気がしてやめられなくなります!やる気が起きないときには実践してみてくださいね。

以上、株式会社キーストーンテクノロジーCEO岡崎さんから学んだ3つのことでした!

この記事を書いた人

モリチョ

横浜国立大学2年生 TRUNKでライターしてます。合気道黒帯、日々精進中。