2016.01.08デジタルマーケティングを勉強するための7つのステップ&おすすめ書籍

デジタルマーケターになるには


今回は、デジタルマーケティングを勉強するためのロードマップを7つの要素に分解してご紹介したいと思います。
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1. SEO


デジタルマーケティングを勉強するならば、まずはSEOから手をつけてみましょう。感覚に頼らず、まずは定量的な知識や技術を身に付けた方がマーケティングの基礎を作ることができるからです。
HTMLにはじまり、ネットワークサーバサイドの勉強もするので広範囲な知識が身につけられ、インターネットの仕組みが理解できるようになります。
また、検索順位の変動によるビジネスへの影響などを経験することで、Webでのビジネス感覚を身につけることができるでしょう。

SEOを勉強していくと、「サーバがソフトエラー吐いてるとグーグルの評価が下がる」とか「キャッシュを最適化した方がユーザにとっても便利」など結構技術的な面を養うことができます。
デジタルマーケティングの勉強の第一歩として、SEOを通してWebビジネスや技術を学ぶと、今後の様々な分野の勉強がスムーズに進むでしょう。

おすすめ本
SEOを強化する技術 エンジニアが内側から支えるサイト設計・構築術
少し古いかもしれませんが、表面だけでなく裏側の技術まで書かれた良書です。

2. アクセス解析


グーグルアナリティクスなどのツールを使い、トラッキングを覚えましょう。ユーザにIDを振り当てたり、それを整理するスキルは広告配信などでも役に立ちます。
また、トラッキングした数字を読む力も身につけましょう。一般的なトラッキングツールは多くの情報を取りすぎてしまいます。そんな中で、どの指標に着目すればいいのかがわかってくると、スジのいい施策が打てるようになります。

上級者になってくると、PVなんて見ないでオーガニックの比率だけを見る、トレンドラインの傾斜だけを見る、など、ふつうのダッシュボードに表示されないものを重視して分析をするようになります。

おすすめ本
ウェブ解析力 ROI(投資対効果)を最大化するアクセス解析の実践的ノウハウ90
解析の本の中では一番とっつきやすいのが本書です。

3. 統計学


h1を変えるといいらしい。UUが上がっている。でもそれが「どのくらいなのか」「その計算は妥当か」定量的に表せないとこの先に進めません。
例えば、「UUが200%上がっているがそもそも先月のUUはすごく低かった」「リソースが限られている中、どの施策に集中すれば最大の効果が引き出せるかわからない」といった問題が現場ではしょちゅう発生します。
そこで「正規分布」「カイ二乗検定」「回帰分析」「多変量解析」など統計学の基本的なスキルを身につけて、具体的な数字でインパクトを説明できるようになりましょう。

そうすると、h1を変更するとファインダビリティスコアが平均10%向上する、とかUUは増えているが標準偏差の範囲内なのでまだ評価に値しない、など理由づけをした適切な判断ができるようになります。
これを繰り返していくと、数字を読む力がつき、難しい計算をする前から精度のいい見立てができるようになります。

おすすめ本
その数学が戦略を決める (文春文庫)
まずはこの本から。統計がどれほど便利なものなのかを把握してから、本格的な勉強をしていきましょう。



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4. WEB広告 アドテク


インターネットの世界では広告枠は常に入札により変化しています。しかも、ユーザーの性質に合わせて出し分けすることができます。
この広告在庫管理と配信管理の仕組みはミリ秒単位で行われており、マーケターはそのスピード感の中で適切に数字をコントロールしなければいけません。
ROI(投資対効果)が重要な世界なので、最も利益に貢献する広告を、最も適切なユーザーに配信するのがミッションです。お金をかけてクリック数が増えても、売上に繋がらなけれな意味がありませんし、逆に売上に跳ね返りやすい効果的な広告でも全然注目されなければもっと数を増やさなければ経営へのインパクトがありません。

SEO、アクセス解析、統計学で培った力がすべて必要になりますし、結果がダイレクトに跳ね返るシビアな世界です。数と質をコントロールしながらスピーディに仕事をこなす力が身につきます。

おすすめ本
ザ・アドテクノロジー データマーケティングの基礎からアトリビューションの概念まで
アドテクの重要なポイントは全部この本に書かれています。

5. グロースハッキング


もうマーケティングの基礎能力は備わっているはずです。ここで一度経験すべきなのがグロースハッキングです。プロダクトをグロースさせるアイディア力が問われます。
グロースハッキングをするにはまず、プロダクトの現状を把握しなければいけません。今の課題はユーザーが少ないことなのか、それともユーザーがアクティブじゃないことなのか?仮説が見えてきたときに、どうすれば検証できるか?
そこで数字を用いながらアイディアを出せると、「プロフィール記入率を向上させる」とか「オリジナルのクーポンコードを発行させる」といった施策が生まれてきます。
アイディアだけでも数字だけでもダメ、という高度な世界です。でもこれができるようになると一流のマーケターまでもう少しです。

おすすめ本
Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール
ファネルを作り出すHookという理論の本です。

6. 英語


マーケティングの本場はアメリカです。海外でのマーケティング動向やツールの情報を仕入れなければワールドワイドウェブの世界では永遠に勝てません。例えばMarketoHubspotなどは日本でも認知されてきましたが、海外では定番ツールです。一方、日本でよく使われるAdobeやOracleなどのマーケティングソリューションは実は海外ではそんなにポピュラーではありません。
どちらが正解というものではないのですが、一流のマーケターを目指すのであれば、海外の動向を知り、世界で戦えるように備えた方が良いでしょう。

おすすめサイト
https://moz.com/blog
マーケターなら少なくとも週1は目を通すべきサイトです。

7. 勉強する力


結局、大切なのは課題を感じたときに調べる力です。広告をもっと良くしたいというときにDMPのことを勉強したり、アクセス解析をもっと深堀したいという考えでビッグデータ分析の勉強をするなど、新しい知識をつけていく力が大切です。
ときにディープな技術や、文系的思考など、様々な範囲の知識が問われますが、柔軟に対応しどんどん新しいことを勉強していく力が必要です。

この記事を書いた人

室屋 武尊

1988年生まれ。 リクルートやマイクロソフトを経て現在外資系金融機関勤務。 デジタルマーケティングを中心に、ゆるくやっています。